歯科で行うボトックス治療

【ささざわ歯科医院副院長/日本美容内科学会 評議員 笹澤 麻由子】

歯科でボトックス治療をおこなう第一の目的は、食いしばり、歯ぎしりの治療です。

歯ぎしりには大きく分けて3つのタイプがあります。強く噛み締めるクレンチング、歯を擦り合わせるグラインディング、カチカチと歯を鳴らすタッピングです。

これらを総称して歯ぎしりと呼びますが、いずれも咬筋という大きな筋肉が深く関わっています。咬筋の働きをボツリヌスにて穏やかにすることで、歯ぎしりや食いしばりの抑制を目指します。

歯ぎしりや食いしばりは歯へのダメージだけではなく、顎関節を痛め、結果として頭痛や肩こりなど全身の負担に繋がることもあります。

そうした負担を軽減し、健康な状態へと導くことが治療の目的です。

虫歯ではなく、思い当たる症状はないけれど歯が痛いなどの症状がある場合、歯ぎしり食いしばりをしている可能性があるかもしれません。

歯ぎしり食いしばり治療の第一選択はナイトガード(マウスピース)ですが、より根本的な改善や強い効果を求められる方にはボトックス治療をお勧め致します。

歯科でのボトックス治療は機能改善を主な目的としつつ、結果として見た目の印象の変化が現れることもあり美容面での効果も期待できます。

歯ぎしり食いしばりの自覚症状のある方、自覚症状はないけれど歯が痛い、顎が痛いなどお悩みの方は歯科医院へご相談下さい。