2025-12-03 迷走神経刺激療法と老化細胞 ― “老化の環境”を整える新しいアプローチ 長寿医学の分野では、近年「老化細胞(senescent cells)」が強い注目を集めている。メディアでも特集される事も増えて、第二回日本美容内科学会総会でもこの研究の第一人者 南野徹 順天堂大学医学部教授が講演されるこ […] 2025-11-30 美容医療の未来を「医の原点」から見つめて 【湘南AGAクリニック新宿南口院 院長 / 日本美容内科学会 評議員 笠井敬一郎】 私は脳神経外科医として医師のキャリアをスタートしました。 脳外科は、わずかなミスも許されない精緻な判断と手技が求められる領域です。その経 […] 2025-11-30 美容皮膚科と美容内科のつながり ― 腸皮膚相関の視点から 近年、美容医療の現場では、皮膚症状を“結果”としてではなく、“全身状態の鏡”として捉える視点が広がっています。 その中で注目されているのが、「腸皮膚相関(gut–skin axis)」という概念です。 これは、腸内環境の […] 2025-11-13 これからの美容医療に欠かせない内科的アプローチ 近年、保険診療だけでは生き残っていくのが難しく、自費診療に興味を持つ開業医の先生が増えています。「父親が開業医でその後を継ぐけれども自費診療は何から始めたらいいでしょうか?」というような相談をされる事も増えてきました。し […] 2025-11-12 日本のピラティスの現状に寄せて 美容内科という視点からも、もちろん運動は欠かせません。 運動と言えば、ご存知の通り、ピラティスが今、日本でもようやくフィットネス、さらには医療分野でもブームのようにもてはやされています。 実は、この状況は正に20年前のア […] 2025-11-11 第3の美容 ― 美容内科が拓く次世代の美学 これまで美容医療の主軸といえば、「美容外科」と「美容皮膚科」でした。 外科的施術による構造的な変化、そして皮膚科学的アプローチによる質感やトーンの改善。これらは“見た目の美”を追求する上で確固たる地位を築いてきました。し […] 2025-11-10 セロトニン美容の可能性 〜 “心・体・美”をつなぐ脳腸ホルモンのチカラ〜 はじめに 私たちの身体の健康や美容は、単なる外見のケアにとどまらず、「心と体の内側から整える」アプローチが求められる時代に入っています。その中心的な役割を果たしているのが、神経伝達物質セロトニンです。 セロトニンは、気 […] 2025-10-27 “メディカル”アロマテラピーとは アロマテラピーの定義 アロマテラピー(Aromathérapie)という言葉は、20世紀初頭のフランスで生まれました。その起点はRené-Maurice Gattefosséによる有名な“ラベンダーのやけど治癒”のエピソ […] 2025-10-07 自由診療におけるGLP-1ダイエットで知っておいてもらいたいこと(その1) 近年、美容医療の現場で「GLP-1ダイエット」が注目を集めています。GLP-1ダイエットとは、本来は2型糖尿病治療薬として開発されたGLP-1受容体作動薬を使って行うダイエット方法です。日本の自由診療クリニックやオンラ […] 2025-10-07 2026年は「抗炎症の年」になる 2026年、医療の大きな潮流は「抗炎症」に収束していくと予測される。これまでの医学は、疾患ごとに異なる症状や臓器障害に焦点を当ててきた。しかし、慢性疾患やメンタル不調の基盤に「慢性炎症」が存在することが明らかになりつつあ […] 2025-10-07 次世代ヘルスケア 【ニューロモデュレーション】 私たちの体は「自律神経」という仕組みによって、意識しなくても心臓の拍動や呼吸、消化などをコントロールしています。その中でも「迷走神経」は最も重要な神経のひとつであり、脳と内臓をつなぐ大動脈のような役割を果たしています。心 […] 2025-10-07 美容と漢方 ― 内から整える美の力 私たち人間は自然の一部であり、自然と同じ要素を持っています。漢方医学は、この自然観を大切にしながら、体のバランスを整えることで健康を守る知恵を発展させてきました。今回は、日本の伝統医学を取り入れた美容と漢方の関係について […] 2025-10-06 美容とプラセンタ ― 内から巡らせる美の力 プラセンタとは胎盤から得られるエキスで、命を育む器官の力を凝縮した素材です。医療の現場では肝機能障害や更年期障害の治療薬として用いられてきましたが、近年は美容分野でも注目を集めています。 プラセンタに含まれるアミノ酸や成 […]